【手順付き】結婚式の「乾杯の挨拶」をマーケ目線で作成してみた話。

先日、友人(新郎)から結婚式の乾杯の挨拶を頼まれた。
仲の良い友人だったので、二言返事でOKしたが、予想以上に構成に苦戦したので、今後の乾杯の挨拶を頼まれた方用にメソッド作成しました。
(皆が優しいのか予想以上に高評価で無事に出番を終えました。)

みんな悩む「乾杯の挨拶」

Twitterを見てみてみると皆さん悩んでいるよう…

結婚式で参列しても呼ばれた側は旦那さん(奥さん)の人間性分からないまま帰っちゃう説

これまで参加した結婚式を振り返ると、呼ばれた側の友人は旦那さんor奥さんの人間性全く分からないまま式が終わる事が殆どという事に気が付いた。

それってかなーりもったいない事だなと思いまして
結婚式開くからには
「めっちゃいい旦那(奥さん)ゲットしたぜーーぇ(ドヤっ)」
ぐらい乾杯の挨拶でアシストするべきだろと思いまして挨拶を考えました。

実際に挨拶作成手順

「結婚式 乾杯の挨拶」調べてみたところ注意点は以下のようだ。

  1. 短く簡潔に
  2. 新郎新婦を褒める
  3. 「乾杯!」の発生は大きな声で元気よく

今回の結婚式は40名程度と沖縄県内では小規模(沖縄だと2-300名規模が通常)だったため、挨拶は5-7分と少し長めの尺をとってよいとの事。

【重要】挨拶のターゲット&挨拶が終わった時のターゲットの心理変化を考える

マーケティングで有名なフィリップコトラー大先生が以下の名言を残してます。

現代のマーケティングは、どれだけ顧客の深層心理に迫れるかの勝負です。マーケティング部門は数字をいじり回しているだけでは存在価値がありません。

フィリップ・コトラー(経営学者/1931~)

今回の場合の顧客=来席の方々。
新婦側の参列者をメインターゲットに設定。

先述の通りターゲット(顧客)に「いい旦那さん見つけたなー」と思わせることが一つのゴールと設定した。
「いい旦那さん」を分解すると下記の二つではないか。

  1. 【仕事面】仕事できるエピソード→大黒柱アピール
  2. 【人間面】思いやりがあるエピソード→優しさ。

今回のゴールとして、挨拶を終わった後に、新婦側のご親族&友人が、「〇〇ちゃんいい旦那さんを見つけたな」と思わせることを見据えて作成した。

YouTubeで 「結婚式 挨拶」で検索しトレンドを知る。

自分流にアレンジを加える前に、守破離の思考で、まずは定番パターンを知ることから始めてみました。
YouTubeで「結婚式 乾杯の挨拶 上手」の他、「結婚式 挨拶 おもしろい」など様々なパターンを検索し自分にハマりそうな型を見つけていきました。
素晴らしい挨拶もあれば、ヒヤヒヤする危なっかしい挨拶もあり、コメント欄を見ることで改善点を見つけることができるので、自分の挨拶に反映する事が出来ると思います。

自分と新郎しか知らないエピソードを10個書き出し3個に絞る

上記の内容を意識したエピソードをエクセルに最低10個箇条書きして、3個ほどに絞るといいかと思います。
実際にやった感じこのエピソードを絞り出しがかなり重要です。
酒飲みながら一気に書いた翌日、冷静に事前設定したターゲットとゴールを考慮したら、全然ダメで書き直しという事が何度かありました。
このフローを通したことで本番ではゴールから大きくずれることは無かったと思ってます。

挨拶内容をピッチ→フィードバック→改善

構成が7-8割できたタイミングで妻に構成の流れを簡単に伝えてみました。
女性ならではのフィードバックや、不要な項目など貰えるので、有効です。

密室で音声録音→ひたすら間の取り方など改善&修正する。

本番前日にフィードバックを元に改善した内容を1人社内でスマホで録音しながら、確認していきました。

分かりづらくないか?間の取り方は大丈夫か?早口になっていないか?など自ら聞きながら確認していきました。
(正直、本番は余裕なくて、間の取り方とか全く抜けて増したが…)

当日、司会と簡単に打ち合わせ

意外と忘れがちなのが、当日司会との打ち合わせです。
式の当日、司会の人とどのタイミングで紹介されるか?
紹介後すぐに話していいのか?
席から壇上に行くまでの同線は?
など1‐2分で終わる打ち合わせですが、これをやることで本番の凡ミスの確立を下げることができます。

挨拶本番&リスクヘッジ

いよいよ本番、挨拶中はカンペは見ませんが、念の為内容が飛んだ際のリスクヘッジとしてポケットの中にカンペを忍ばしておきましょう。

まとめ

なんとか人生初の結婚式の乾杯の挨拶を終え、予想以上に緊張してたのか、その後、猛烈な腹痛に襲われて、楽しみにしていたコース料理を楽しめなかったのが心残り。

予想以上にエネルギーを要する作業だったので、乾杯の挨拶に困っている方に少しでも役立てばと思い書いた次第です。

友人の人生の一大イベントに関われた事を嬉しく思うと共に、暫くは挨拶系は全力で避けようと思うこの頃でした。

 

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